広告

Softonic のレビュー

ユーザー数は世界2億3000万人を突破 ビデオ通話や音楽配信など身近なコミュニケーションを基軸に新事業を展開

LINE株式会社は8月21日、ビジネスカンファレンスイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」を開催した。Hello, Friends in Tokyo 2013は、同社が提供するメッセンジャーアプリ「LINE」における実績と今後の展望について説明するイベントで、一般ユーザー150人、パートナー企業から750人、国内外のメディア300人の計1200人が参加した。

LINEは現在、日本語をはじめ英語、中国語、韓国語、タイ語、スペイン語など17言語で展開。厳しい競争にある世界のメッセンジャーアプリ市場においてNO.1の地位を獲得すべく、言語にとどまらずスタンプ、企業アカウントなどの徹底したローカライズ対応を進めている。これにより、ユーザーは日本で4700万人以上に拡大している他、タイで1800万人以上、台湾で1700万人以上、スペインで1500万人以上に達するなど、2013年8月には世界で2億3000万人を突破した。

こうした状況について、社長の森川 亮氏は「人々のコミュニケーションのあり方そのものの革命」が起きていると説明。キャリア(通信会社)の垣根を越え、キャラクターのスタンプを用いたメッセージのやり取りによって豊かなコミュニケーションが生まれ、現実社会における人々の親密さを増すことに貢献しているという。 写真:社長 森川 亮氏

スタンプについては、1万種類以上の有料スタンプを販売しており、売上高は月間10億円以上に達している。また、LINEに登場するムーンやコニー、ブラウンなどのキャラクターについても商品化を行っており、日本に加え、マレーシア、台湾、タイでは、これらのキャラクターが登場するTVアニメも8月に放映を開始する。アプリのプラットフォームだけではなく、様々な業界を交えて大きなエコシステムを形成していく方針だ。写真:スタンプは1日10億回やり取りされる。スペインなど海外では現地のキャラクターを積極的に採用している。

同社ではさらに、「スマートフォンの時代においては、コミュニケーションが全てをリードする」(執行役員 舛田 淳氏)という考えに基づき、LINEのさらなるプラットフォーム・ゲートウェイ化を推進すべく、コミュニケーション(Communication)・コンテンツ(Contents)・コマース(Commerce)の“3Cs”をキーワードに新たな事業を展開するという。

新たなコミュニケーションとして、LINEのチャット・音声通話に加え、ビデオ通話機能を搭載。Wi-Fi以外に3G回線でも安定したビデオ通話が可能になるという。

コンテンツ面では、音楽配信サービス「LINE Music」(ライン ミュージック)の提供を開始する。“一人で聴く音楽から、皆で楽しむ音楽”をコンセプトに、LINEアプリ本体の基本機能に追加する形で展開する。

さらに、Eコマースとして、物販サイト「LINE MALL」(ライン モール)も開設する。スマートフォンでの利用に特化し、「いつでもどこでも、誰もが売り手と買い手になれる」(舛田氏)新しいショッピング体験が可能となる。

これらの新サービスは、2013年の秋から順次提供を開始する予定。同社では、新分野への参入という高いハードルを超えて、ユーザーにさらなる価値を提供していくという。

その後の質疑応答では、セキュリティ面や課金、未成年者のコミュニケーションなど、LINEを利用する上での不安について質問がなされた。それについて同社では、メッセージの監視など機械的な制限を施すより、ユーザーに使い方をサポートすることで対処すると説明。学校での出前授業など、LINEを安心して使うための取り組みを進めていくという。また、同じLINEユーザーが複数のモバイル端末を同一アカウントで使用できない点については、当面はこれまで通り1デバイス・1アカウントを継続するという。



ユーザーレビュー


広告

アプリを探索

広告

広告